iPS細胞バンキング・関連サービス

iPS細胞について

iPS細胞とは?

iPS細胞とは、人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)の略称で、英語名称の頭文字をとってiPS細胞と呼ばれています。
京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授が開発し、その成果を基に2012年にノーベル生理学·医学賞を受賞されています。iPS細胞は、人間の皮膚や血液などの細胞に特殊な因子を導入し培養することで作製されます。

iPS細胞の3つの特徴

1iPS細胞は誰からでも作製できます。
血液から体細胞を取り出し、山中遺伝子と呼ばれる4つの遺伝子を注入し、作製します。

2iPS細胞はどの細胞にも分化することが可能です。

3iPS細胞は、増殖する能力が高く、増やすことが容易です。

iPS細胞バンキングについて

iPS細胞バンキングとその使い方

血液を採るだけで、若返り細胞が手に入ります。

1. 血液分離
血液分離
2. iPS細胞の作製と保管
iPS細胞の作製と保管
3. iPS細胞を使用する際には
iPS細胞を使用する際には
4. iPS細胞の活用
iPS細胞の活用

個人向けiPS細胞バンキングのメリットは?

いざという時の備え

医療用のiPS細胞の製造や品質検査には時間がかかります。
すでにiPS細胞がバンキングされていれば、いざiPS細胞が必要になった時に、時間との戦いとなるけがや病気にタイムリーに活用できる可能性が高まります。

健康な時により良い状態の細胞を保存

病気の原因の一つはDNAに傷がつくことです。病気になった後の細胞からiPS細胞を作製すると、iPS細胞のDNAにも傷が残り、腫瘍化や病気の原因になります。年齢にかかわらず、病気になる前にiPS細胞を作製しておくことをお薦めいたします。

My Peaceについて

My PeaceのiPS細胞は何が違うのか?

  • 血液を使用するため、採取の際にウィルスその他遺物による汚染の心配がありません。
  • 厚生労働省から特定細胞加工製造許可を取得済みで、米国FDAや欧州の規制にも準じています。
  • 米国の民間研究審査機関 WCG IRB より、医療用iPS細胞製造に関する倫理的課題をクリアしたとの承認を取得しています。
  • プライバシーマークを取得し個人情報の保護を大切にしています。

My Peaceでできること

備える

個人向けiPS細胞バンキングは、医療用iPS細胞をお客様の血液から作製し、保管するサービスです。

iPS細胞の特徴

体のあらゆる種類の細胞から作製可能
(I Peaceでは血液を使用)

体の様々な組織や臓器(心臓/神経/皮膚等)の
細胞に変化できる

無限に増殖するので、必要な数の細胞を
獲得できる

なぜiPS細胞が期待されているのか?
  1. 免疫反応を回避し、自家移植が出来る自分自身の細胞を用いる(自家移植)ことにより、移植のためのドナーを探す必要がなく、免疫反応の回避を期待できます。そのため、移植後に長期にわたって機能することが期待できます。
  2. 適応疾患が多く、様々な疾患で臨床研究・治験が行われているiPS細胞は、がんを攻撃する免疫細胞や、神経や筋肉など様々な種類の細胞になることが大きな特徴の一つです。他の幹細胞では、変化出来る細胞の種類が限られています。現在、承認された治療はまだありませんが、バーキンソン病、脊髄損傷、加齢黄斑変性、角膜疾患、虚血性心筋症など様々な疾患で、将来へ向けて多くの臨床試験が行われています。
  3. いくらでも増やせるiPS細胞は他の幹細胞と比較して増殖する能力が高く、増やすことが容易です。iPS細胞を大量に増やすことで治療に必要な量の移植用細胞を得ることが出来ます。また、iPS細胞は一度保存していれば、必要に応じ増殖させることにより繰り返し使用することが可能です。
  4. iPS細胞作製過程で細胞が若返るDNAのテロメア部分細胞は分裂を繰り返すことで、DNA末端のテロメア部分が短くなることで老化します。iPS細胞誘導過程でテロメアが伸長して、細胞が若返ることがわかっています。若返ったiPS細胞由来のT細胞はがん攻撃性が高まることが分かっており、癌免疫療法に適していると言われています。

使う

保存したiPS細胞は今後様々な治療に応用されることが期待されます。

再生医療の加速と実現

iPS細胞を用いた医療は、未だ安全性や効果を確認する為に治験や臨床研究が行われている段階で、現時点でiPS細胞を用いて治療を行っている医療機関はありません。しかし、世界中でがんや糖尿病、脊髄損傷など様々な疾患の治療法に対し治験が行われています。MyPeaceのiPS細胞は日米欧の医療基準を満たしております。細胞をご提供いただくことで、iPS細胞を用いた医療の実用化の加速につながる可能性があります。また実用化された際に、治療にお使いいただくことができます。

現在iPS細胞を使った最新の
再生医療、創薬研究の
加速に貢献※1

貢献

iPS細胞を活用した
治療の研究が進んでいる病気の例

  • 加齢性黄斑変性
  • がん
  • 網膜疾患
  • 血液疾患
  • パーキンソン病
  • 心臓疾患
  • 糖尿病
  • 関節疾患
  • 脊髄損傷
  • 神経疾患

活用

将来自分のiPS細胞を
活用して、実際に
病気を治療※2

※1 お客様のご同意が戴ける場合に限ります。
※2 具体的な治療応用についてはお客様の担当医の先生や医療機関にご相談ください。

My Peaceのサービスのプロセス

1問合せ・
サービスご説明
2契約書・
同意書の
ご説明
3契約書・
同意書の
サイン
4細胞製造5保管

一人一人が自分の細胞を持つ未来を目指して

個人用iPS細胞バンキングと医療の実現

病気になる前に自分の医療用細胞を保存して、細胞を使って病気を当然のように治せる未来の実現を目指して参ります。
※ 現在iPS細胞を使った治療は臨床研究が行われている最中であり、実際に治療に使える時期は、現時点では確定しておりません。

iPS細胞はあなたの0歳の時の細胞

若返り細胞「iPS細胞」と従来の幹細胞の違い

これらの特徴を生かし、
再生医療に役立つことができます。

iPS細胞は最先端の
美容・健康ソリューション

美容・健康から将来の病気まで幅広い用途

iPS細胞の用途