診療科目

腸内フローラ移植

腸内フローラ移植について

腸内フローラとは

腸内フローラとは、腸内に生息する100兆以上の細菌(腸内細菌)の生態系のことを指します。これまでの研究で、腸内フローラは様々な面からヒトの健康状態や疾患に関わっていることがわかってきました。食生活を含む様々な生活習慣やストレスなどにより、善玉菌・
日和見菌・悪玉菌からなる腸内フローラの分布(バランス)が崩れてしまうと推測され、腸内フローラのバランスが良好な状態に保たれる
ことが、健康増進や疾病の予防・治療にとって重要であると考えられています。


腸内フローラ移植とは

腸内フローラ移植とは、崩れてしまった腸内細菌のバランスを整えるために、健康な人をドナーとしてその腸内フローラを移植する方法
です。腸内フローラ移植は国内の大学病院を含む複数の施設で臨床治験中で、腸内フローラバランスとの関連が明らかにされつつある、
炎症性腸疾患や過敏性腸症候群をはじめとした種々の疾患の治療への応用が期待されています。2014年には米国FDAでも通常医療としての効果が認められています。
サンテクリニックでは、便ドナーバンクから厳選した複数人の腸内細菌をブレンドし、独自の生成方法で菌の生着率や生着時間を飛躍的に向上させた、腸内フローラ移植臨床研究会と業務提携し腸内フローラ移植をご提供させて頂いております。

腸内フローラ移植の効果が報告されている疾患・症状

潰瘍性大腸炎
クローン病
過敏性腸症候群
糖尿病
アレルギー性疾患
うつ病
自閉症
肥満
便秘

腸内フローラ移植の方法

カテーテルを肛門から挿入し、菌液(約250ml)を注入していきます。注入後、簡単な体位変換を行うことにより菌液を腸内に行き渡らせ、およそ10-15分で終了します。大腸内視鏡検査などと違って前処置や後処置は全く不要です。

腸内フローラ移植の流れ

腸内フローラ移植

移植は、ベッドの上で横になって行います。細いゴムのチューブを肛門から挿入しますが、ほとんどの場合痛みは伴いませんのでご安心
ください。移植は数分で終了します。移植後、菌液を腸内にいきわたらせる為、ベッド上で体位変換をしていただく場合がございます。

腸内フローラ再移植

数回の移植を行います。まずは最初の1クールを6回または3回としてご案内しております。疾病の種類、罹患年数、進行状態などにより移植回数は大きく変動します。ご自身の免疫力が新しいフローラバランスを「異物」だと認識してしまわないよう、濃度勾配をつけて
行います。また、患者様の体質や生活習慣などによっても個人差があります。最初の診察で大まかな計画と方針をお伝えし、その後は
移植をしながら様子を見ていきます。

フローラバランス再検査

移植完了後、移植後の腸内フローラバランスを確認するために採便検査を行います。臨床研究項目という性質上、すべての患者様に検査をお願いしておりますので、ご協力をお願いいたします。

ご注意ください

移植後、処置室を出られてからガスをもよおした場合、必ずトイレの便座でガスの処理をお願いします。菌を保持していた液体がガスと
一緒に出ますが、菌は腸管内に生着しておりますので、ご安心ください。

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