診療科目

脂肪由来幹細胞による慢性疼痛治療

治療に際しては、厳密な条件を満たし、治療や定期的検査に関して理解をいただき同意をいただいた方が対象となります。

慢性疼痛とは
ケガや病気が完治した後も3カ月以上、痛みが慢性的に続く病態を指します。また痛みの原因が特定できず、痛みが長期間に渡り継続することから疲労感、睡眠障害、食欲減退、体重減少など日常生活に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

【脂肪由来幹細胞による慢性疼痛治療について】
幹細胞とは
私たち人間の体には60兆個、200種類以上の小さな細胞が集まってできています。それぞれ役割も決まっており、一つ一つの寿命が短い細胞も存在します。その細胞が絶えず入れ替わり続ける組織を保持するために、失われた細胞を再び生成し、補充する能力を持つ細胞を持っています。このような能力を持った細胞を「幹細胞」と呼びます。

幹細胞の能力
幹細胞は2つの大きな能力があります。1つは、細胞分裂によって骨細胞、脂肪細胞、軟骨細胞など体の組織をつくる様々な細胞へ分化できる能力(多分化能)です。もう1つは、自分と同じ能力を持つ分化していない細胞を作り出す能力(自己複製能)です。つまり、幹細胞の最大の能力は、細胞を新たに生み出すことができるということです。
出展:幹細胞とはSKIP

脂肪由来幹細胞による慢性疼痛治療とは
脂肪由来幹細胞の特徴
脂肪由来は脊髄由来のものと比較して、免疫抵抗が高いという特徴が分かっており、治療するにあたっても患者さんへの体の負担が少なくて済みます。また年齢と共に幹細胞の数が減少していきますが、高齢者の方でも問題なく増殖することが可能です。

サンテクリニックは脂肪由来幹細胞による慢性疼痛治療を行います。
本治療に使用する幹細胞は、脂肪組織から得た間葉系幹細胞(脂肪由来幹細胞)というもので、体外で十分な数になるまで増殖し、点滴で体内に戻すことにより治療します。脂肪由来幹細胞は、慢性的な痛みの改善、病態の進行を予防することが報告されています。

期待できる効果
脂肪由来幹細胞による慢性疼痛治療は下記のような効果が期待されます。
・膝、腰、肩、首などの関節に慢性疼痛緩和の効果
・持続していた痛みの緩和、再発する痛みの予防
・運動中や運動後の関節痛の緩和
・関節の動きが良くなり、さらに曲げられる角度が大きくなる
・痛みの緩和により寝付き、睡眠の改善
・階段の上り下り、椅子に座る、立つ、浴槽に入る、浴槽から出るなどの動作が楽になる
など

副作用について
本治療をうけることによる侵襲としては、脂肪採取の為の腹部または大腿裏側の切開(5mm程度)や、幹細胞投与に伴う注射時の穿刺、また、幹細胞投与による合併症や副作用が発生する場合があります。
脂肪採取時のリスク、副作用:
皮下出血、感染症、術後瘢痕、ケロイド、薬物の副反応(アナフィラキシーや心停止など含む)、局所麻酔中毒、術後疼痛、その他予期せぬ合併症
幹細胞投与時のリスク、副作用:
感染(静脈炎など)、発熱、血圧変動、頭痛、注射部位の痛みや腫脹、皮下出血、その他の予期せぬ合併症

料金について
カウンセリング料、検査や手術等にかかる費用全て込みのお値段となります。

初回フレッシュ投与:363万円/2回セット(税込)
追加フレッシュ投与:288万2千円/2回セット(税込)
その他、長期間の治療コースもございます。

※脂肪採取は1回のみ行います。
※2回目以降の投与に関しまして、1度摂取した幹細胞を再び培養し、追加で投与いたします。

詳細につきましては、ぜひ一度カウンセリングへお越しくださいませ。

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